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結論から言う。電気工事士がクラウドソーシングで安定した仕事を取るのは、現実的に難しい。理由と代替手段を具体的に解説する。
クラウドソーシングで電気工事士の仕事は取れるのか?
ランサーズやクラウドワークスを開いてみてほしい。「電気工事」と検索すると、案件はほぼ出てこない。出てきても、電気工事の設計図の作成依頼やCAD製図の外注がほとんどだ。
実際の施工案件はゼロに近い。理由は明確だ。
- 電気工事は資格・免許が必要な法規制業務
- 工事には現場立会いが必須で、完全リモート対応ができない
- 発注者は「地元の業者」を求めるため、全国公開の案件に向かない
- 単価が高いため、個人がクラウドで気軽に依頼するハードルが高い
18年の経験から言うと、クラウドソーシングで「電気工事の施工案件」を探すのは、コンビニでハンバーガーを探すようなものだ。存在しない棚を探している。
電気工事士が使えるクラウドソーシング案件の種類
ゼロではない。使い方次第で稼げる案件がある。以下の3種類だ。
① 電気工事関連の記事執筆・監修(月3〜10万円)
電気工事の知識を活かしたウェブ記事の執筆。文字単価2〜5円が相場。月20〜30本書けば5万円以上になる。
② 電気設備の設計・図面作成(1件2〜10万円)
AutoCADやJWCADが使えるなら、図面外注の需要は一定数ある。建設会社や設計事務所からの依頼が多い。
③ 電気工事の見積書・積算代行(1件1〜5万円)
施工経験を活かした積算代行。小さな設計事務所や工務店から依頼が来ることがある。
これらは「副収入」として活用するのが正しい使い方だ。メインの収入源にはなりにくい。
では電気工事士はどこで仕事を取るべきか?
💡 独立開業サポート
実際に私が独立してから使ってきた、仕事の取り方を順番に紹介する。
方法1:Googleビジネスプロフィール(無料・最強)
登録は無料。「大阪市 電気工事」と検索した人の目に直接届く。実際に私が登録してから3ヶ月で月8件の問い合わせが来るようになった。
写真を10枚以上アップし、施工事例を毎週1件投稿する。これだけで上位表示されやすくなる。電気工事士がGoogleビジネスプロフィールを活用して集客する方法で詳しく解説しているので参考にしてほしい。
方法2:スポットワーク・単発案件プラットフォーム
クラウドソーシングより現実的なのが、電気工事専門のスポットワーク案件だ。「助太刀」「現場サポート」などのアプリには実際の施工案件が掲載されている。
日当2〜3万円の案件が多い。空き日を埋めるのに便利だ。スポットワーク(単発仕事)で稼ぐ電気工事士の実態と案件の取り方も合わせて確認してほしい。
方法3:元請け・ゼネコンへの直接営業
地元の工務店・リフォーム会社・ハウスメーカーに飛び込み営業をかける。月に10社回れば、1〜2社は仕事をくれる関係になれる。これが最も安定した仕事の取り方だ。
下請けから元請けに移行するプロセスについては、電気工事士が下請けから元請けになる方法|仕事の取り方と営業戦略で具体的に解説している。
方法4:地域のポスティング・チラシ配布
A4チラシ1,000枚の印刷費用は約5,000円。ポスティング代を含めても2万円以内だ。戸建て住宅街に絞って配ると、問い合わせ率が高まる。
実際に私が大阪の北区・淀川区エリアで試したとき、1,000枚で3件の問い合わせがあった。1件の工事単価が15万円なら、費用対効果は十分だ。
クラウドソーシング活用の現実的な使い方3選
📖 参考書・テキスト
施工案件には使えないが、うまく活用できる場面はある。
活用法1:専門知識を記事・コンテンツで売る
「第一種電気工事士の試験対策」や「配線の基礎知識」を記事にして売る。クラウドワークスの専門ライターとして登録すれば、月5〜15万円の副収入になる可能性がある。
経済産業省 電気工事業登録・届出の情報をわかりやすく解説するコンテンツは需要が高い。専門家としての信頼性を武器にしよう。
活用法2:外注管理・施工管理業務の受注
施工管理経験があれば、建設系のクラウドソーシングで「現場監督のリモートサポート」案件が取れることがある。週10時間程度で月5万円が目安だ。
活用法3:資格取得サポート・相談業務
ストアカやタイムチケットを使えば、「電気工事士試験の相談」を時間販売できる。1時間3,000〜5,000円が相場だ。クラウドソーシングではないが、同じ「個人スキル販売」のジャンルとして活用できる。
独立前に知っておくべき現実
独立した直後、私は「クラウドソーシングで仕事が取れる」と思っていた。実際に試して気づいたのは、電気工事業はリアル営業の世界だということだ。
独立1年目は月収が会社員時代の6割まで落ちた。年間収入で約180万円のダウンだった。挽回できたのは、Googleビジネスプロフィールの活用と、地元工務店3社との継続取引を確立してからだ。
クラウドソーシングに時間を使うより、地元の人脈に時間を使うべきだった。18年の経験からそう断言できる。
独立前の資金準備も忘れずに
仕事が安定するまで最低6ヶ月はかかる。生活費と工具・材料費を含めて150〜200万円は手元に残しておきたい。電気工事士が独立するときに必要な資金はいくら?最低限の準備金目安も確認しておこう。
電気工事士が独立後に安定するためのロードマップ
独立0〜3ヶ月:下請けで実績を積む
まず地元の電気工事会社の応援に入る。日当2〜2.5万円が相場だ。外注費用の目安や契約の注意点は、電気工事士が外注(応援)を使うときのルールと費用・契約の注意点に詳しく書いた。
独立4〜6ヶ月:Googleと口コミで問い合わせを増やす
Googleビジネスプロフィールに施工写真を30枚以上アップする。口コミを5件以上集める。この状態になれば、月10件以上の問い合わせが来るようになる。
独立7〜12ヶ月:元請け取引を2〜3社確立する
工務店・不動産管理会社・ハウスメーカーと継続的な取引関係を作る。月の売上が安定して100万円を超えてきたら、法人化を検討するタイミングだ。
よくある質問(FAQ)
Q. クラウドソーシングで電気工事の施工案件は本当にないのですか?
A. ほぼありません。ランサーズ・クラウドワークスで「電気工事」を検索しても、出てくるのは記事執筆・図面作成・積算代行がほとんどです。実際の施工案件は法規制があるため、クラウドソーシングの場では流通しにくい構造になっています。
Q. 電気工事士の資格を持ったままクラウドソーシングで副収入を得る方法はありますか?
A. あります。「電気工事関連の記事執筆・監修」「電気設備の図面作成」「試験対策の相談業務」の3つが現実的です。記事執筆は文字単価2〜5円、図面作成は1件2〜10万円が相場です。施工案件ではなく、知識・経験を売る形で活用するのが正解です。
Q. 独立直後、クラウドソーシング以外でどうやって最初の仕事を取ればよいですか?
A. 最初は地元の電気工事会社の応援(下請け)から入るのが最も現実的です。日当2〜2.5万円が相場で、安定収入を確保しながら独自の営業活動ができます。並行してGoogleビジネスプロフィールを整備し、口コミを集めていくのが王道のルートです。
Q. 助太刀などの建設業マッチングアプリはクラウドソーシングと何が違いますか?
A. 建設業・電気工事業に特化したプラットフォームです。実際の施工案件が掲載されており、日当2〜3万円の現場仕事を探せます。クラウドソーシングが「スキルのオンライン販売」なのに対し、助太刀は「現場仕事のマッチング」です。電気工事士にとっては助太刀の方が実用的です。
Q. 電気工事士が個人で仕事を請け負うには何か登録が必要ですか?
A. はい。電気工事業を営む場合、電気工事業の登録または届出が必要です。登録が必要なのは一般用電気工作物の工事を行う場合で、都道府県への申請が必要です。詳細は経済産業省の電気工事業登録・届出のページで確認できます。無登録で営業すると法律違反になるため、独立前に必ず確認してください。
✍️ 著者プロフィール
電気工事士歴18年。大阪を中心に年間200件以上の電気工事を担当。第一種電気工事士・認定電気工事従事者の資格保有。現場で得た実体験をもとに、電気工事に関する情報を発信しています。
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